スイートネットワーク海外支部"プリン"が世界中のいろんな場所で出会った甘い(時にはビターな)お話をお届けします。


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コンフィチュールの妖精が住む村

まるごとおとぎの国のようなコルマールの街は、アルザスを観光するほとんどの人が訪れることと思いますが、その周辺にもきらめく小さな村々があります。

コルマールから車で10分ほどのエギスアイムEguisheimは、規模こそ小さいもののアルザスらしさがつまった可愛らしい村。
中心の広場にはカフェやレストラン、食材店などが集まり賑わっています。
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       ブレッツェルが評判のパティスリー「Gilbert Marx」。これぞ"看板商品"!

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            アルザスらしい看板がいっぱい。可愛いすぎます。

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            教会の屋根にコウノトリ発見!



コルマール周辺にはもうひとつ、"あること"で有名な村があります。
スイーツ好きさんはピンときましたか?!
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コルマールから約8km.ワイン畑のなかにあらわれる小さな村、ニーデルモルシュヴィルNiedermorschwihr。
人口350人あまりという小さな小さな村に、全国からお客さんが押し寄せるお店があります。


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メゾン・フェルベール。
"コンフィチュールの妖精"といわれるクリスティーヌ・フェルベールさんのパティスリーです。
アルザスの旬のフルーツを使って手作りされたコンフィチュールは、風味豊かで素材のフレッシュ感がたっぷり。
フランスの有名シェフたちがこのコンフィチュールを絶賛したことをきっかけに一躍有名になりましたが、フェルベールさんの仕事はコンフィチュールづくりだけではありません。
代々パン屋さんという家業を受け継いだフェルベールさんは、パンに生菓子、クグロフや季節の伝統菓子、ショコラにトレトゥールなど、とても幅広い商品をつくっています。
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         ルバーブやミラベルなど旬が詰まったコンフィチュールがずらり。

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大きなマカロン、どっしりタルト、クリームたっぷりのエクレア・・飾らないまっすぐな美味しさ。

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   とろとろのキャラメルやアールグレイなど香り高いショコラ。花びらが可憐です。

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         アルザスらしい温かみにあふれた店内。お菓子の飾りが可愛らしい。

村で唯一の雑貨屋さんでもあるフェルベールさんのお店には、お菓子だけでなく野菜に雑誌、キッチン用品など、じつに様々な商品がぎっしりと並んでいます。
生活に密着した、村の人々にはなくてはならないお店なのでしょうね。

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         アルザス名産の陶器も。フェルベールさんらしい水玉模様。

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      ブルーベリーたっぷりのタルトとエクレアを青空の下でぱくり。幸せ・・!


ジャムといえばトーストにつける苺ジャムくらいだった日本で、いまやジャムがコンフィチュールと呼ばれるようになり、高価な輸入品が飛ぶように売れています。
この一大ブームの火付け役ともいえるフェルベールさん。フランスよりも日本でのほうが有名かもしれません。
日本からはるばるフランスはアルザスの小さな村までコンフィチュールを買いに訪れるファンがいるなんて、フランスでは、いや日本以外の国では考えられない現象のようです。
日仏交流150周年の2008年にお店を訪れた時には、なんと日本語メッセージ付きの大きなハートのクッキーをいただきました。日本からのお客さんがたくさんいらっしゃるのでしょうね。

これだけ世界的に有名になったいまでも変わらず、フェルベールさんはいつも厨房に立ち続けているのだそうです。なかなかできないことだと思います。
その真摯で温かい人柄や、アルザスの自然や伝統を大切にする職人気質のお菓子づくりにたくさんの人が魅了されるのでしょうね。




■Maison Ferber メゾン・フェルベール
18,rue des Trois epis 68230 Niedermorschwihr Tel:03 89 27 05 69
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by pudding-world | 2010-06-12 02:21 | フランス