スイートネットワーク海外支部"プリン"が世界中のいろんな場所で出会った甘い(時にはビターな)お話をお届けします。


by pudding-world

アルザスから、ハッピーバレンタイン

前回の記事では、今年は今までにない暖冬だ~と書いたのですが、やはり甘かったようで……
突然びっくりするほど気温が下がり、これまでにない極寒の日々を体験しております。
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ニュースを見ていても、ハンブルク港に氷が張って入港できないとか、ブルターニュ地方で積雪20cmとか、南仏の空港が閉鎖とか、ヨーロッパのあちこちで異常な寒さが続いているようです。

フランスのアルザス地方では、夜はマイナス20度なんてことも!
そんな凍える寒さのなかで出会った甘いお店は、とてもすてきで、とても温かかったです。
ストラスブールから北へ車で1時間ほど、ドイツとの国境沿いの小さな町、Wissembourgにあるパティスリー『レベール』。
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美しくおいしそうなケーキたち。見た目だけでなく、お味も本当に素晴らしかったです。
ルレ・デセール会員でもあるシェフ、ダニエル・レベール氏みずからケーキを補充していらっしゃいました。
ケーキだけでなく、チョコレート(日本のサロン・ド・ショコラでも紹介されたことがあります)にアイスクリーム、パンにお惣菜まで、どれもがとても魅力的。
週末だったせいもあってか、地元の人だけでなく遠方から訪れるフランス人やドイツ人客がたくさん。店内は身動き取れないほどの人気ぶりです。
お菓子のおいしさはもちろん、目が回りそうな忙しさにもかかわらず、笑顔を絶やさずあくまで親切なスタッフの方たちには頭が下がりました。


Wissembourgからストラスブール方面へ南下していくと、陶器で有名なスフレンハイム村があります。
アルザスの名物料理ベックオフを煮込む鍋や、伝統菓子のクグロフの型など、ぽってりと温かみのあるアルザス陶器の多くがこの村で作られています。
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村にはたくさんの工房があって、それぞれちょっとずつ絵柄が違ったり、なんといっても手作りなのでひとつひとつに味があるんですね。
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伝統的な柄以外にも個性的なデザインの陶器を見つけたり、ちょっとヒビが入ったクグロフ型が1ユーロ!なんて掘り出し物をみつけたり(私は植木鉢として使っています)、工房めぐりは楽しいものです。


昔ながらの伝統が色濃く残るアルザス地方では、お土産物にもこの地方独特のものが多く見られます。
なかでもアルザスのいたるところで見られるのが、コルマール出身の画家ハンジの描いたイラスト。
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大きなリボンにたっぷりとしたスカートの民族衣装の女の子、コウノトリ、クグロフやクリスマスのごちそう……「古き良きアルザス」の生活風景が描かれたハンジの絵は、当時は政治のプロパガンダに使われたこともあったようですが、今ではポストカードにお菓子、食器など様々なハンジグッズが作られ、アルザスを象徴するお土産としてたくさんの人々に愛されています。
観光客に人気の美しい村リクヴィルにはハンジの博物館があって、ありとあらゆるハンジグッズが勢揃い。世界中からファンが訪れます。
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スイートネットワークのウェブショップ「SUITESTORE」では、クグロフが描かれたハンジのポストカードをご紹介中です。
限定販売になりますので欲しい方はお早めにどうぞ。


今日はバレンタインデー。
日本は今年も賑わっていることでしょう。
高級チョコレートでなくとも、愛がこもっていれば素敵だと思います。

好きな人と。友達と。家族と。
温かなバレンタインをお過ごしください。


■REBERT
7,place du Marche aux Choux 67160 Wissembourg Tel:03 88 94 01 66


◆◆お知らせ◆◆
総合情報サイト「オールアバウト」(私はドイツのガイドを担当しています)の震災特別ページに応援メッセージを寄せました。
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by pudding-world | 2012-02-14 01:41 | フランス