スイートネットワーク海外支部"プリン"が世界中のいろんな場所で出会った甘い(時にはビターな)お話をお届けします。


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カテゴリ:日本( 6 )

この春夏は公私ともども旅続きでした。
諸事情によりドイツと日本を2往復するというバタバタ月があり、それが終わってほっと一息ついたのもつかの間、今度はキューバ、ニカラグアへ。
何かの修行か?!と思うほど過酷な経験もしましたが、
そのおかげで、いかに自分が恵まれた環境にいるかますます身にしみました。

ドイツ日本2往復はさすがにハードすぎたのか(齢のせいか)途中ダウンしたりもしましたが、それでも中米諸国にくらべればぜんぜん楽だったなあ。。。と今は思えます。
人権と秩序があるって本当にありがたいことです。

平和な国、ドイツと日本の往復日記。
いいところ集めました。
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長崎にて。路面電車で向かったのは平和公園。
何度か訪れたことがあるけど今回どうしても行っておきたかった。

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長崎名物「食べるミルクセーキ」。
かき氷の粒をうんとこまかくしたようなふわっとした食感で、卵風味の懐かしい味。
喫茶店「サン・ウミノ」は系列店が何軒かあるけれど、思いっきりレトロで純喫茶風な仲見世8番街店がいい。
お店のおじさんのたたずまいが何ともいえず、個人的にとってもツボなのです。

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五島列島の海を見下ろす丘にたつ青砂ヶ浦教会。
レンガ造りの外観と美しいステンドグラスが印象的。
かつてキリスト教が弾圧された時代、迫害から逃れて多くの信者が移り住んだ五島列島には、上五島だけでも29の教会があります。
青砂ヶ浦教会をはじめ国の重要文化財に指定されているものもたくさん。
ヨーロッパの壮麗な教会群とはまた違い、こじんまりした素朴な雰囲気で、ほのぼのとした温かさを感じました。

そしてドイツへ。
1週間、取材のため西から北、東へと、「移動」と「食べる」の連続。
私にはもったいないくらいすばらしいグルメの数々を堪能させていただきました。
文字通り体を張ったこの時の成果(記事)は、いつかどこかで掲載されるはずですのでまたお知らせいたしますね。

今回のドイツ最終目的地はライプツィヒでした。
以前こちらの記事でも取り上げましたが、ライプツィヒはバッハやゲーテをはじめとする多くの芸術家たちが活躍した文化の街。
と同時に、東西ドイツ再統一のきっかけとなった市民デモ発祥の地。
そんな気質もあってか、この街には、自由に平和に生きるためのヒントがたくさんつまってるような気がします。

なかでも、芸術村「シュピネライ」には大きな感銘を受けました。
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かつて綿工場だった広い敷地内に100人以上のアーティストのアトリエやギャラリー、小さな映画館などが点在。
自転車屋さんやワイン屋さんまで集まってまるでひとつの村のよう。
平和でオルタナティブな空気が漂うこの村はまさに理想の世界でしびれました。

ライプツィヒは、カフェもすてきです。
古くから通商で栄えたライプツィヒにはコーヒーがいちはやく伝わって、カフェは文化が生まれるサロンとして賑わいました。
街にはコーヒー文化の歴史が感じられる伝統的コーヒーハウスがたくさんありますが、ちょっと変わりどころのカフェでは、ライプツィヒ大学のそばにある「モーリッツ・バスタイ」。
かつて要塞だった建物を学生たちが掘り起こしたというユニークなこの施設。
地下空間はまるで洞窟を思わせますが、とてもオープンな雰囲気。
お茶に、ランチに、飲みに・・・と何度も通いたくなるほど気に入ってます。
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夜はこんな風になったり、夏はテラスで映画やコンサートなどのイベントがあったりも。

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こちらはライプツィヒの名物デザート「クヴァルク・コイルヒェン」。
クヴァルクチーズとじゃがいものすりおろし入りの生地を焼いたパンケーキです。
ふんわりもっちり食感がたまりません。

※私がドイツガイドを務める総合情報サイト「オールアバウト」でライプツィヒ情報をたっぷりご紹介しています。
>>>ライプツィヒのみどころ
>>>ライプツィヒのカフェ、レストラン

そして、ドイツを後にして再び日本へ。
テレビをつけると流行りものがわかるようになっている日本。
今回印象的だったのは、新しい商業施設オープンに合わせた情報番組の多さ。
3週間前も同じ内容のものを見ましたが・・・どのチャンネルでも見事に同じ内容なのがすごいなあ、と。

東京でみつけたオアシス。
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東京都現代美術館の敷地内に設置されたパヴィリオン。
若手アーティストの発表の場になっていて、誰でも自由に見ることができます。
こういうオープンな場所がどんどん増えるといいな。
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一本の樹木をイメージしたというこのパヴィリオン。
中に入るとなるほど、窓から入る光と影の具合がちょうど木陰にいるような感じで心地いい。(この時のアーティストは毛利悠子さん)
美術館のほうの企画展はドイツ人アーティストのトーマス・デマンド展で、ちょっと縁を感じてしまいました。
清澄白河駅の周辺にはギャラリーが集まる倉庫ビルもあったりして、アートめぐりが楽しいエリア。
東京とは思えないのんびりムードにほっとします。

歩いてて偶然みつけた下町っぽさ満点のお蕎麦屋さん。
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名物の「深川 一本うどん」に驚愕!名前のまんま、一本のうどんなのですよ。
うどんの常識を覆すねっちりもっちり食感のうどんを、笑いながら美味しくいただきました。

銀座のデパートでは、催事で出ていた京都の和菓子屋さんが大当たり!
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名物の茶団子もおいしかったけれど、黒糖わらびもちが最高!ツルッとした喉越しが感動的でした。

日本の美味と友人たちにパワーをもらって、1週間後には再びドイツへ。
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デュッセルドルフの「日本デー」にて。
多くの日本人が住むデュッセルドルフで毎年開かれる日本祭りには、日本食から書道にマンガまで、日本文化を紹介する出店が並び、夜には花火大会もあってものすごい人出です。
このお祭りの風物詩ともいえるのがドイツ中から集まるコスプレイヤーたち。
アニメのキャラクターからお姫様風ドレスまで、みんなかなりハイレベルなので感心してしまいます。

遠いようで近い、
近いようで遠い、
ニッポンとドイツなのでした。
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サンウミノ 
長崎市浜町8-13 仲見世8番街2階 TEL:095-824-5815
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by pudding-world | 2012-08-20 18:26 | 日本

四国旅の最終地、琴平温泉にやってきました。
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まずは「一生に一度はこんぴらさん」といわれる金刀比羅宮へおまいりするべく、急な石段を登っていきます。(ぜんぶで1368段!)
参道沿いに並ぶおみやげ物屋や茶店に気を取られながら進んでいると、どこからか甘~い香りが。。。
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ほんのり卵風味の「船々せんべい」。焼きたてはまた格別でした!



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表書院では「パリ凱旋帰国展」と題した展示を開催中でした。
昨年パリの美術館で開催された展示会では、作品だけでなく、なんと部屋そのものも再現して空間まるごと体験できるようにしたというから素敵。もちろん大盛況に終わったそうです。
書院には丸山応挙をはじめ重文級の障壁画が所蔵されていて、通常は非公開の若冲の襖絵も、パリからおかえりなさい!ということで特別に公開されていました。
それはそれはすごい空間で・・・圧倒されてずっとため息つきっぱなしでした。
古くから「文化のパトロン」だったこんぴらさんは、庶民信仰のメッカというだけでなくものすごい芸術品の宝庫だったんですねえ。

書院の奥には田窪恭治さんが作成中のダイナミックな椿の障壁画が。
田窪さんは、フランスのノルマンディ地方の小さな村で、うち捨てられていた古い礼拝堂を再生させたことでも知られる美術家です。
少し前にそこを訪れていた私は、不思議な縁を感じました。

現在はこんぴらさんの文化顧問でもある田窪さんの絵は、新茶所(カフェ)の壁画でも見ることができます。
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資生堂パーラーのプロデュースでその名も「神椿」。
フランスの礼拝堂再生プロジェクトの話に、当時いちはやく賛成、支援してくれたのは日本の美術界ではなく、資生堂の社長さんだったとか。
それにしても神社にカフェ、なんて大胆なことですよね。
こんぴらさんって頭が柔らかいなあと感心したのでありました。



こんぴらさん界隈にはおいしいさぬきうどん屋さんが点在していると聞いて、夕飯はうどん!と決めていた私たち。
宿のスタッフに夜も開いてるうどんやさんをおしえてもらって、いざ!さぬきうどん2杯目へ。
タクシーで田んぼや畑の続く道をしばらく走って辿り着いたのは、「山下うどん」。
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勝手がわからず、メニュー表からカレーうどんと天ぷらうどんを注文。
後で知ったのはここでは「ぶっかけ」が人気らしく、まわりを見るとみんなほとんどそれを食べていました。
大きな徳利に入ったダシをぶっかけていて、ちょっとうらやましかったなあ。

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でもこちらもものすごくおいしかった!麺は驚くほどのコシ!しょうがは自分で好きなだけすりおろすっていうのもなんだか楽しい☆

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味がしみしみの真っ黒おでん。いいだこおでんは8本足が広がり縁起がいいといわれているのだそう。

帰りは腹ごなしのために駅まで歩いて帰ったのですが、人は通らず車だけがびゅんびゅん通る真っ暗な道でしかも思ったよりうんと遠かったのでへとへとに・・・(汗)。


このあと宿でスタッフ手書きのファイルを見ていたら、おすすめの宿特製ラーメンをどうしても食べたくなってしまって・・・これが妙においしかった!
朝ごはんもすばらしくて。らっきょのワイン漬け、買ってくればよかったなあ。
お風呂もよくて、親切で、気持ちいい宿でした。



翌日、駅ひとつ隣の善通寺へ。
弘法大師生誕の地とあって、お遍路さんの姿も多く見かけました。
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駅から続く通りに出ていた移動式のパン屋さん。スイーツ系も充実していて、しっとりマフィンがおいしかったです。


善通寺の薬師如来は圧倒的な存在感でしたが、境内には他にも印象深いものがいっぱいでした。

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樹齢1300以上ともいわれる大きな大きな楠の木。弘法大師生誕の頃にはもうすでに繁茂していたんですね。


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境内のまわりを囲むように並ぶ五百羅漢像。みなさん表情が個性的すぎて、ついつい見入ってしまいました。
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1週間の四国旅もこれにて終了。
4つの国と書いて四国・・・ほんとうに違う国が合わさったようにそれぞれに個性的な土地で、まるで外国を旅しているみたいな気持ちになりました。
山や海と同じように、信仰が普通に生活の中にあって。その自然でワイルドな感じは心地よく感じました。
楽しくて、おいしくて、まだまだ不思議がいっぱい潜んでいそうな四国。
またいつかじっくり旅してみたいです。

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◆◆本日の一冊◆◆
「林檎の礼拝堂」 田窪恭治著 集英社刊
一人の日本人美術家が、ノルマンディの小さな村サン・マルタン・ド・ミューで廃墟と化していた礼拝堂と運命的に出会い、「りんごの礼拝堂」として再生させるまでの奇跡のような軌跡。
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by pudding-world | 2009-06-04 00:15 | 日本
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南国ムードあふれる高知を後にし、やって来ました道後温泉!
温泉好きとしては一度は行ってみたい憧れの地・・・
明治27年建築の威風堂々としたその姿を前に、思わず口を開けたままほお~っと見入ってしまいました。
これが銭湯で、今も入れるだなんて嘘みたい。
まるで「千と千尋の神隠し」みたいな世界ですよ、ほんとに。
お風呂の後は広い休憩所で浴衣着てお茶とおお菓子でくつろいで・・ますます違う世界に迷いこんだような不思議な気分に。
いやあ~ 道後温泉、すごいです!
道後温泉麦酒館で飲んだ湯上り地ビール(なんとドイツ風アルトビアとケルシュビアがある!)、じゃこ天も格別でした。


翌日は内子へ。
江戸時代から大正時代の建物が多く残る、レトロな町です。
駅を出て歩いていると、地元の子供たちがすれ違うたびに「こんにちは!」と元気に挨拶。
日本ではなかなかないことだったのでちょっとびっくりしましたが、とてもいい気持ち。


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白壁の町屋が並ぶ、八日市・護国地区。




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200年余りも続く「大森和ろうそく屋」さん。

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六代目の大森太郎さん。
朝から夕方まで、ほとんどこの作業場を離れずに作り続けるのだそう。
そうやって一つ一つ気の遠くなるような手作業でつくられた和ろうそくは、どこかすっとしていて凛とした印象。その炎は大きく、温かみが感じられます。


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軒先で野菜や乾物を無人販売してるおうちがあちこちに。
こういうのどかな光景を見ると嬉しくなります。

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謎の雑貨屋さんの店先にて、大爆笑(笑) 誰か挑戦した人いるのかな?


甘味喫茶という呼び方がしっくりくるすてきな町屋カフェ「COCORO」さんで
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コーヒーに抹茶を合わせたおもしろい飲み物と柚子茶に、黒糖と生姜味がおいしい内子産のお菓子をいただきました。
レトロなインテリアに、置いてあるレコードのセンスがまたしぶいのなんの(ジャズと大川栄作が一緒にあったり)。
一度座ったら動きたくなくなるくらい居心地のいいところでした。


ぐるっと歩いてまわれるほどの小さなエリアに、日本のいいとこがいっぱいつまってる内子の町。
心もほっこりと温まったお散歩でした。


夕飯は八幡浜ちゃんぽんを食べたいがために海沿いの町、八幡浜まで足を延ばしました。
静まりかえったアーケード街のなかにある噂の店。その名も「ロンドン」。
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気になった名前の由来は聞けずじまいでしたが、置いてあるみかんを自由に食べていいとか、地元の食堂風なゆるい雰囲気など、全体的にとってもツボなお店でした。


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松山でみつけたアンパンマンとカレーパンマン。
アンパンマンの作者、やなせたかしさんの故郷である高知を中心に、四国ではいろんな場所でキャラクターたちを見かけました。



~道後温泉近くの不思議スポット~
■石手寺
道後温泉の近くに四国八十八箇所巡りの第51番札所のお寺があると知り、行ってみたら。。。
お寺の裏手にある不思議スポットにうっかり足を踏み入れてしまったみたいで・・・
真っ暗な洞窟にお地蔵様が並ぶマントラ洞窟とか、国籍不明の神様とも妖怪ともいえないような像がいっぱいある廃墟のようなドームとか、ものすごいものが次々と現れて・・・無事に元の世界に戻れますように!と思わず祈りたくなるようなスプーキーな世界でした。
いまだに不思議でしょうがない。あれはなんだったんでしょうか・・誰か教えてください!


まだまだ不思議がいっぱいの四国。
次はこんぴらさんへ向かいます。





♪♪本日の音♪♪
忌野清四郎さん。。。
こんなにきっぱりと本当の事ばっかり歌い続けてくれたかっこいいミュージシャンはいないです。大リスペクト。
日本ならみんなと追悼祭りしたいところだけど!ひとり地味に追悼。
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by pudding-world | 2009-05-19 04:16 | 日本

四国旅☆高知編

ドイツではイースターと同時に春がきて、お花も緑もいっぱい。気持ちのいい季節になりました。

日本ではそろそろゴールデンウィークですね。
今年は経済悪化やインフルエンザなど不安材料が多いので、海外に出かけるよりも日本国内で、という人が多いのではないでしょうか。
そこで今回のレポートは日本の巻、です。
年初の旅レポートが直島で止まったままでしたが、リクエストにお応えして、四国巡りで出会ったおもしろスポットや思い出の味を記しておきたいと思います。

まずは高知編~

直島を後にし、フェリーから夕日を眺めながら高松港に到着。
高知行きの電車が出るまで少し時間があったので夕食をとることに。
香川といえばさぬきうどん!ちょうどいいことに、駅に隣接するマリタイムプラザの中に老舗のうどん屋さん「川福」の支店がありました。
四国での記念すべき一杯目・・・お、おいしいっ!おすすめのざるうどんは、しこしことコシが強い麺そのもののおいしさを味わえる一品でした。のどごしの良さを考え抜かれて完成したという麺は創業以来変わらず太さ4ミリなのだそうです。

初さぬきうどんに大満足しつつ、アンパンマン電車・特急南風に乗って高知へ。
着いたのは真夜中でした。

明けて翌日は日曜日。
昨日のうちに高知に着いておきたかったのには理由があって・・


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これこれ!高知名物の日曜市!
300年以上の長い歴史を持つ日曜市は、高知城から続く1.3kmもの道に約500軒もの小さな店がひしめき合い、地野菜や果物、寿司に惣菜、陶器に植木に金魚etc.とびっくり仰天の品揃え・・・という話しを聞いて市場好きな私が惹かれないはずもなく、ばっちり日曜市に合うように旅のスケジュールを立てたのでした。

ヤシの木の下にズラ~ッとお店のテントが続く様は圧巻。
のんびりゆるりとした雰囲気も手伝って、なんだか日本じゃないどこか南国に来たような気分に。
バックに高知城がそびえているのがまたすごい・・こんな市場、世界中のどこを探してもないです!

右も左もおいしそうなものがもりもりで楽しい~!!

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日曜市限定のジュースで喉を潤し。。

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名物フルーツトマトの甘さにびっくり!ジューシーで本当にフルーツみたい。


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果物屋さんで新鮮苺のチョコレートフォンデュをやってました。
これはトマトでやってもおいしいのでは?と思い、今までやった人はいないねえ・・と言われながらも挑戦。
不思議な味でしたが、けっこうイケました(笑


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大好きな柚子のお店もたくさん。
ほとんどが個人で作ってる物を売っているので、無農薬なうえに新鮮。
柚子果汁を買ったら、「これ持って行って。皺くちゃやけどお風呂に入れるといいよ~」と柚子の実をふたつ、いただきました。
ヨーロッパでは柚子が手に入らないのが残念。
この時買った果汁、大事に大事に使っています。

この市場では、文旦(ぶんたん)という初めての果物にも出会いました。
まず大きさにびっくり。食べてそのおいしさにもびっくり!
例えるならグレープフルーツをもっと甘くしたような・・あんまりおいしくて気がついたらまるっと一個食べてしまっていたのには自分でも驚きました。
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           左端が文旦です。
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           この大きさ、伝わりますか?


市場の立つ追手筋沿いにある常設の屋台村「ひろめ市場」は、
高知のおいしいお土産がいっぺんに揃ううえにいろんな屋台から好きなものを選らんで食べられるので便利です。
観光客だけでなく土地の人たちが、若者も家族連れも店のおっちゃんおばちゃんも集まって遅くまでわいわいやってる雰囲気が楽しくて、何度も通いました。
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目の前で焼いてくれるカツオのたたき。おいしくないわけがありません!


高知では、日曜市の他にも曜日ごとに違う場所で市が開かれているのだそう。
なんだかちょっとフランスみたいだね、と相方と言い合いました。
なかでも南仏のプロヴァンス地方では、毎日どこかしらの村で市が開かれていて観光よりも市場めぐりが楽しみなくらい。(こちらはまたの機会にレポートしますね)
この南国っぽいゆるい雰囲気や、土地のおいしいものが集まるところや、お年寄りが元気なところも似ているような気がします。


市場の終わりにある城下町高知のシンボル、高知城の天守閣に登って景色を堪能したり、展示物で藩政時代の歴史を学んだ後は、
ちょっと足を延ばして桂浜まで行ってみました。
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桂浜の丘に立つ幕末のヒーロー、坂本龍馬(の像)に会い、
売店でイカ焼き(うまい!)を食べたり浜で遊んだりしているうちに夕日が沈んでいきました。


土佐人の気質は、龍馬がそうであったように、”いごっそう”(権力に屈しない反骨精神を持つ男性)、開放的で陽気、素直でまっすぐ、といわれています。
なるほど、高知で一日過ごしただけでもそれを実感できたような気がします。

さすがは自由でおおらかな高知人だなあ~と、ほれぼれしたワンシーン↓
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高知、大好きになりました。


次は北上して松山に向かいます。
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by pudding-world | 2009-04-27 16:51 | 日本

直島のまあるいカフェ

前回の直島前編ではスイーツが登場しないまま終わってしまい失礼しました。
今回は直島の生活エリア、本村地区にある大好きなカフェのお話です。

美術館や屋外アートが集まる琴反地地区から町営バス”すなおくん”で少し下ると、地元の人々が暮らす本村地区になります。
ここは素顔の直島に出会える場所。
一方の現代アートな世界とは対象的に、民家が立ち並ぶごくごく普通の田舎町の雰囲気なのですが、離島生活経験者の私にとってはとても懐かしく、心地いいノスタルジーにつつまれます。
本村地区では、古い家屋を改修し、アーティストが空間そのものを作品化した家プロジェクトが展開されていて、これまた驚きと感動の嵐。

               
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                  家プロジェクト:「石橋」千住博氏



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                 家プロジェクト:「はいしゃ」大竹伸朗氏



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                   年季の入りすぎた看板



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                      ゆる~い看板


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                   公園のタレ目すぎるパンダ


散歩しながら、顔見知りになったおばあちゃんと立ち話をしたり、ベンチで猫と日向ぼっこしたり、なんてことないことに妙に幸せを感じて心がじわっと温かくなります。
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そんなのんびりした町の小路に、カフェ『まるや』さんはあります。
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戸をくぐるとそこは民家の庭。
縁側で靴を脱いであがるなんてまるで友達のうちに遊びにきたみたい。おじゃましまーす!
ちゃぶ台のある和室でゆるゆるとしながら台所から運ばれるごはんやスイーツをいただいていると、なんだか田舎のうちでくつろいでいるような気分になってきます。

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どんぶりものや、「まるやのカレー」など、心のこもったおいしいごはん。


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これでスマイルにならない人はいないでしょう!しぜんと心もゆるみます。


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おやつにはオレオチーズケーキと、草間氏の「南瓜」を彷彿とさせるかぼちゃのケーキ。
こういうつながりアイデアって大好きです。

リビングの棚にはまるやさんでつながった人たちの手作りの小さくて可愛いものたちと一緒に、お客さんが置いていった本のコーナーがあります。
このまるやライブラリーに、実は私も大切な本を置かせてもらいました。いろんな思いをこめて。
心がほんわかまあるくなるようなしかけがいっぱいつまったまるやさん、
帰り際には”夢割り”なんていうすてきなシステムも用意されていますので、行かれるかたはぜひ参加してみてください☆

いまや直島には欠かせない存在のまるやさんですが、元々はいち直島ファンだったというまるやのご主人。
ある冬の寒い日に直島を訪れた時にたまたま飲んだ缶コーヒーがぬるくて、その瞬間に直島にカフェを作ろう!と決意されたのだそうです。
外から小さな島に移住して一から作り上げるなんて、想像しただけでも大変な事が山盛りありそうですが、本物のまっすぐな思いは自然とまわりの人の心を動かすものなのだなあと思います。
そうして直島初のカフェが誕生し、
おかげで今わたしたちは、極寒のお正月に一杯のお茶でほっと温まったり、真夏に汗だくになりながらかけこんでひと休みしたりできるのだなあ。。。まるやさんよ、本当にありがとう!
まるやさんは、直島の泣きたくなるくらいきれいな夕焼けや、元気でまた会おうねって約束したおばあちゃんや、心が震えるたくさんのアートたちとセットで、私の大切な思い出の一部になっています。



■カフェまるや
香川県香川郡直島町本村777  tel / 087-892-2714
http://cafe-maruya.jp/
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by pudding-world | 2009-02-05 19:05 | 日本

新年、旅初め。

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
実は今年のお正月は数年ぶりに日本で迎えまして、
愉快な仲間たちと年越しソバを食べたり世にも怪しいけれど大好きなバーで年越しライブを見たり井の頭公園で散歩初めしたりしながら日本でお正月を過ごせる幸せを噛みしめておりました。
初詣でっていうのもなかなかいい習慣だなあなんてしみじみ感じ
世界の平和度があがりますようにと祈りつつ、何ができるわけでもないけれどせめて自分のまわりのLOVE&PEACEを守っていこうとふんどしを締めなおしたところです。
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不思議なもので、私は日本を離れてみてはじめて自分の母国である日本にどんどん興味が湧いてきました。
住んでいる時にはほとんどしなかった日本の旅も、今では帰国する度の恒例お楽しみ行事になっていて
ある時は「九州・湯けむりの旅」またある時は「日本の伝統建築をめぐる旅」と行き先もテーマも様々なのですが、都会ではありえないような人情にふれたり、自然のすごさに圧倒されたり、地産の滋味あふれる食べ物に感動したり、と旅するたびに日本の魅力再発見!といった感じで大感動しています。
海外に住んでいると悲しいかな日本の変な面もうんと見えてきてしまうので、こういう日本の良さに出会うと本当に嬉しくなります。

今年は年明けに、私にとっては未知の世界だった四国を旅してきました。
そして四国に上陸する前にどうしても再訪したくて無理やりスケジュールに組み込んだのが、直島。
初めて訪れてすっかり魅了されてからというもの、帰国のたびにやっぱりまた行きたくなってしまうのです。
直島は「現代アートの島」として知られる瀬戸内海の小さな島。
島内には美術館はもちろんですがいたる所にアートがちりばめられていて、それは鑑賞するというよりも体験するといったほうがぴったり。
体験者は島を探検しながら次々にアートに出会い、思い思いに感じ入ったり楽しんだりしています。
ここにあるアートたちは集められたものじゃなく、この場所ありきで自然とコラボレーションして制作されたというのがすごいところ。
こ、こんな所に?!とびっくりするような場所にすごいアートが置かれていたりして、何度見てもやっぱり驚愕してしまいます。

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海岸線の堤防の先に草間弥生さんの南瓜があったり



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海沿いの絶壁に杉本博司さんの海の写真(特に好き)が貼りついていたり


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安藤忠雄氏設計の美術館やホテルのすばらしさは言わずもがな。
貧乏性な私には贅沢すぎてどきどきしてしまうのですが、この空間の中にも興奮と感動のツボがもりもりです。

アートの感じ方は本当に人それぞれだと思うのですが、私が惹かれるものは(音楽でも映画でも本でも)共通して切実さを感じるもので、だからこの島に惹きつけられるのだと思います。
それにしても、「自然とアートの共存」をここまで現実にやってしまうなんて本当にすごい。。。よくぞこんなプロジェクトを考えて、しかも実現したものだなあとため息がでます。
地元の人々の理解と協力あってこそだと関係者の方がおっしゃっていましたが、家プロジェクトや島のそこかしこで素顔の直島や人々にふれるたびに本当にそのとおりだなあと実感します。
自然とアートが共存してるだけじゃなくて、『自然とアートと人との共存』なんだなあ。。。こんな場所が日本にあるだなんてちょっと誇らしい気持ちです。
日本では近年になって人気が出てきたようですが、海外での知名度は思いのほか高く、先日飛行機内で出会ったフランス人女性などは初来日にもかかわらず「京都と直島に行く。」と言っていたのでびっくりしました。

日本では観光客が増えると外からいろんなビジネス目当ての人たちが入ってきてあっというまにテーマパークみたいにされてしまいがちですが、そうはなっていないところもこの島の好きなところです。
島にはコンビニもなく夜食事できる店も少なくタクシーは一台だけ。
それでも不思議と不便だと感じることはありません。
どうかこのままずっと変わらずにいてほしいなあと思います。
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すっかり前置きが長くなってしまいました・・・
えぇっ、スイーツの話は?!とお怒りの皆様、すみません。
あまりにも長くなってしまったので、直島にある大好きなカフェのお話は次回に続きます!


*直島の魅力はまだまだ伝えきれません。
興味のある方はこちらをどうぞ↓
■直島町観光協会
http://www.naoshima.net
■ベネッセアートサイト直島
http://www.naoshima-is.co.jp/
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by pudding-world | 2009-01-22 06:54 | 日本