スイートネットワーク海外支部"プリン"が世界中のいろんな場所で出会った甘い(時にはビターな)お話をお届けします。


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カテゴリ:ドイツ( 16 )

ドイツにある知る人ぞ知る「バウムクーヘンの町」。記事が公開されました。
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最古のレシピを守って200年。今も直火で焼かれるバウムクーヘンつくりを見たり食べたりできるという、お菓子好きにはたまらない町です!

記事はこちら
http://allabout.co.jp/gm/gc/449928/

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by pudding-world | 2014-12-19 18:25 | ドイツ
ドイツはクリスマスを前に、きらきら温かい雰囲気に包まれています。
取材で訪れた南西ドイツには、素敵なクリスマス・マーケットがいっぱい!
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南西ドイツの中心都市、シュトゥットガルトのクリスマス・マーケットはヨーロッパ最大。
屋根の上のデコレーションが凝りに凝っています。

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絵本のように可愛らしい街エスリンゲンでは、中世のクリスマス・マーケットが開かれて雰囲気たっぷり。

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バロックの街ルートヴィヒスブルクでは、天使のイルミネーションがきらきら。

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テュービンゲンのチョコレート・フェスティバル!!街中が甘~い香りに包まれます。


皆様も、温かいクリスマスと、良いお年をお迎えくださいませ。。。
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by pudding-world | 2012-12-22 23:05 | ドイツ
ずいぶんと久しぶりの更新になってしまいました。
こちらを覗いてくださっていたみなさま、すみません。
今回はベルリンから、クリスマスの写真たっぷりめでおおくりしますね。

ドイツは各地でクリスマスマーケット(ドイツ語では"ワイナハツマルクト"といいます)が開催されて、和やかな楽しい季節。
ベルリンで開催されるクリスマスマーケットは、小さいものも含めると何十箇所もあります。
規模も内容もいろいろで、ドイツの伝統的なクリスマスマーケットのほかにも、デザインをテーマにしたマーケットがあったり、「ウムヴェルト(環境)マルクト」という自然や環境に配慮したマーケットが開かれたりするのがベルリンらしいところ。
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こちらは「ドイツで一番美しい広場」といわれているジャンダルメン広場。
ドイツ大聖堂とフランス大聖堂が対になってそびえる広場はほんとうに美しく、市内でもとくに人気の高いクリスマスマーケットです。
入場料が1ユーロかかるのですが、寄付に使われるというのも良いポイント。

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こちらはポツダム広場。
都心の駅の隣にいきなりあらわれる雪山。じつはこれ、タイヤですべるソリ場なんです。
今年は何十年ぶりという暖冬なので(ドイツの冬に太陽があるってすごいこと!)本当のスキー場は雪がなくて大変みたいです。

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丸ごとりんごをチョコレートでコーティングしたスイーツ。
日本の屋台で定番の「りんご飴」もあるんですよ。

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私の大好物は、りんご飴ならぬ「ぶどう飴」。
カリカリ飴と甘酸っぱいぶどうの組み合わせがたまらなくおいしい!

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ドイツを代表するチョコレート・メーカー「リッター・スポーツ」の専門店にはヘクセンハウスも登場。
このお店では、好きなトッピングを選んで自分だけのオリジナルチョコレートを作れるサービスが人気です。

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ミッテ地区で遭遇したかっこいいバイカーズ・サンタさんたち。ちゃんとプレゼントも乗っけているところが素敵。
沿道のお店の人たちもみんな外に出てニコニコしながら手をふっていて、いい光景でした。


ベルリンで一番のカフェ密集地にしてオルタナティブなエリア、私が愛してやまないプレンツラウアーベルク地区で出会ったいいものたち。
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大好きなマウアーパークの蚤の市にて。
ビオの八百屋さんのスタンドでは、りんごや梨のジュースを温めたホット・ジュースが。
じんわりおいしく芯から温まる~
   
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最近ベルリンに登場して話題の「GIVE BOX」。
衣類や本など不要になったものを自由にあげたり自由に持っていけるという、なんとも素敵なアイデア!
とある若者のグループが自発的に始めたそう。
無人のボックスなので、うまくいくかどうかは人の善意しだい。
定着して広まっていくといいな。

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今いちばん心を奪われているスイーツ、黒豆チーズケーキ。
日本人のこだわり料理人が作る和惣菜とドイツ人パティシエが作る和洋折衷スイーツのお店「nazuna」。
最近ベルリンでは、日本人がオーナーの素敵なお店が増えています。


土曜のビオ市場が人気のコルヴィッツ広場ではクリスマスの「エコ・マルクト」が開かれていました。
グリューワイン(ホットワイン)にソーセージ、クレープ、パン……すべてビオのもの。
食品以外でも、手作り雑貨やおもちゃなど、ここに並ぶものは環境に配慮した商品ばかりです。
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ビオのグリューワインと手作り色鉛筆を売るスタンド。ごつごつした木の枝をそのまま生かした素朴さが素敵。

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天使や動物たち、ベルリンのテレビ塔まで!何十種類ものクッキー型。


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レンガ造りの「クルトゥア・ブラウエライ」は"文化の醸造所"という名のとおり、劇場やライブスペース、レストランなどが入ったマルチカルチャーな場所。
こちらのクリスマスマーケットでは、フィンランド風グリューワインなんていう他では見かけないものもありました。
ビオのグリューワインやソーセージなど、ビオの屋台が多いのもベルリンらしいというかこの地区らしいところ。

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パオでできたカフェ。中はぬくぬくあったか~
みんなでまあるくなって座るとますますあったかく感じます。

これはエコですばらしいアイデア!といたく感心したのがこちら↓
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なんとも楽しそうなお2人が座っているのは「湯たんぽベンチ(勝手に命名)」。
薪で沸かしたお湯を循環させて複数のベンチを暖めているのです。
本物のコートも付いているのがユニークですね~
みんなニコニコしていてこちらまで楽しくなりました。

ディケンズの小説「クリスマス・キャロル」のなかに、
「クリスマスは、やさしい、寛大な、他人のことを考える、楽しい季節です」とあるのですが、ヨーロッパではそれをしみじみと実感します。
毎日クリスマスのような気持ちになれるともっといいのですけれどね。

さて。
今年も残すところあとわずか。
2011年は、私たちみんなにとって、特別な意味を持つ年だったと思います。
私個人的には、次々と辛い事がふりかかった年でもありましたが、それでも、今こうして元気にクリスマスを迎えられることに、しみじみと幸せを感じています。
支えてくれている人、もの、すべてに感謝です。
世の中理不尽なことがあふれているし、これからも太刀打ちできないひどいことが起きるかもしれない。
何があってもぶれない、強くぶっとい心を育てたいものです。

みなさまも
温かいクリスマスと
ラブでピースな新年を迎えられますように。


◆◆ 本日の一冊 ◆◆
『深い河』 遠藤周作著 講談社刊
今年感銘を受けた本のひとつ。初めて読んだ遠藤周作。
キリスト教徒として有名な作家さんだけど、無宗教の私にも共感できる部分がたくさん。
作中の神父は「(キリスト教だけでなく)どんな宗教を持っている人にも神はいる」と言って異端者とされてしまうのだけど、すごくまともな考えだと思う。
すべての宗教家がそうなら、世界はもっと平和になるのでは。
宗教に限らず、自分とは違う人を尊重することが平和に繋がると思う。
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by pudding-world | 2011-12-21 23:39 | ドイツ
6月の最後の週末、ベルリンではいろんなイベントがてんこ盛りでした。
土曜日にはクリストファー・ストリート・デイ(略してCSD)のパレード、
日曜日には女子サッカー・ワールドカップの初戦がおこなわれました。
木曜日はカトリックの祭日(ベルリンやプロテスタント優勢の州では普通の日)だったので連休になる人も多く、街はたくさんの観光客で大賑わい。

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CSDのパレードは元々は同性愛者の人権保護を目的としてNYで始まりましたが、今では世界中に広まり、ゲイだけでなく子どもからお年寄りまでみんな一緒になって盛り上がる平和的なお祭りのよう。
政治家や警察官の山車を見たときは、なんて平等でリベラルなんだ!といたく感動しました。

ベルリンでは現市長のヴォーヴェライト氏からして同性愛者ということを公言しており、市民の支持率も高い人気者です。
「ベルリンは貧しいけれどセクシーな街だ」という市長の名言があるのですが、まさにその通り!ベルリンをうまく表しているなあと感心しました。
セクシーというのは性的な意味ではなく、魅力的・クールというような意味で使われ、市長の発言以来ドイツでは流行語になったほど。こんなかっこいい市長でベルリン市民は幸せだなあ。
産業も少なく失業率も高いベルリンはたしかに貧しい街(首都でありながら物価もドイツ1安いくらい!)だけど、文化やアート、音楽……どこにも真似できない自由でオルタナティブな魅力にあふれるセクシーな街です。

そんなベルリンを代表するエリアのひとつがプレンツラウアーベルク。
以前スイートネットワークでも紹介したカフェの密集地でありますが、その後も続々と個性的なカフェやショップが増殖中です。
おいしいパティスリーもいくつかできました。
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2008年にオープンした「Werkstatt der Süsse」はベルリンではまだ珍しいフレンチ風のパティスリー。
リッツ・カールトン出身のGuido Fuhrmann氏の作るスイーツは見た目も美しく独創的。どれもハッとするようなおいしさです。

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プレンツラウアーベルクのカフェ密集通り、カスターニエンアレーのショップにて。原発反対マークのポスター。
「ATOMKRAFT? NEIN DANKE (原発?ノーサンキュー)」と書かれたこのマーク、ドイツでは頻繁に目にします。
コルヴィッツ広場のBIOマルクトでもこの通り↓
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今や観光客の間でも有名なプレンツラウアーベルクですが、あまりの人気に家賃が高騰。元々住んでいたアーティストや学生たちがお隣のフリードリヒスハインやクロイツベルク地区に移動したせいでトレンドもそちらへ広がり、最近では以前はちょっと危ないエリアといわれていたノイケルン地区も注目されています。
先日、このノイケルンでとっても素敵なカフェに出会いました。
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レトロなインテリアのかわいらしいカフェ「ルディマリー」。
棚には手作りの雑貨、カウンターには子どもがお小遣いで買えるような小さなお菓子が並んでいます。
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奥には子ども部屋があっておもちゃも完備。
公園の前とあって、親子連れで賑わっていました。
ベルリンのカフェの多さ、個性の豊かさにはいつも感心させられますが、おしゃれなカフェでもモダンなカフェでも、造りものっぽくない自然さ、かっこつけてないところに魅力を感じます。


ここのところ文化強化月間かというくらいアートに触れる機会が多くありました。
ベルリンで特に印象的だったのは新博物館。
ネフェルティティの胸像があまりにも有名で、これを見るために訪れる人がたくさんいます。
古代エジプトを中心とした展示物もすごかったけれど、特に心に残ったのが戦争時の銃弾跡がそのまま残った柱や壁。
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それともうひとつ、ハンブルガーバーンホフ。
戦争で破壊された駅舎を再建した現代美術館です。
好きなアーティスト、リチャード・ロングの特別展があったので行ってきました。
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「サークル」がテーマの壮大な展示に圧倒されました。
偶然にも写真に写った女の子のバッグが日の丸!このバッグ、ベルリンでチャリティー販売されていたもので、街で何度も見かけました。

※リチャード・ロングの展示は7月31日までです。



■Werkstatt der Süsse
Husemannstr.25

■Rudimarie
Weichselstr.34
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by pudding-world | 2011-07-04 03:20 | ドイツ
前回からうんと時間があいてしまってすみません。
いろいろと考えるところありますが・・ゆっくり続けていきたいと思います。
よろしければ今後ともどうぞよろしくお付き合いくださいませ。


所用で南ドイツへ行ってきました。
ビールにソーセージ、陽気な人々・・・”日本人がイメージするドイツ”がいっぱいつまったバイエルン地方です。

久しぶりのミュンヘンでは、街じゅうを歩きに歩いてカフェ取材。
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白ソーセージにプレッツェル・・・バイエルン!なマジパン菓子。

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5月のお菓子屋さんは虫だらけ!てんとう虫やこがね虫は春のシンボル、幸運のシンボルなのです。

いろんなタイプのカフェをみましたが、個人的に印象深かったのがヴィクトリアン市場の近くにある「Schmalznudel」というお店。
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ミュンヘンで知らない人はいないといわれる名物おやつがここに。
行列ができるなんてドイツでは珍しいこと。みんな何のために並んでいるかというと・・・
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揚げパンです!
揚げたてのふわふわもっちり生地がしみじみおいしい。
揚げるそばからどんどん売れていきます。
地方によって「シュマルツヌーデル」や「クラプフェン」と呼ばれる南ドイツの名物おやつ。
この後も行く先々で出会うことになります。

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日本で一番知られているドイツの観光スポットといえば、ノイシュヴァンシュタイン城ですね。
お城そのものも見ごたえありますが、なんといっても大自然に囲まれた立地が最大の魅力だと思います。(写真右奥の山にへばりついているお城です)

ここから車で2,30分ほどのさらに田舎の牧草地に、”奇跡の教会”といわれるヴィース教会があります。
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質素な外見からは想像できないきらびやかなロココ世界に圧倒されます。
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教会の売店で揚げパンに再会。隠れた名物なんだそうですよ。


ノイシュヴァンシュタイン城への拠点の街となるのがフュッセン。
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パステルカラーのかわいい街。
ドイツ観光の王道ルート「ロマンティック街道」の終着点でもあり、日本人観光客には特に人気です。
この街と日本との友好関係の深さをあちこちで感じることができました。
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街の薬局では”チャリティー歯ブラシ”。ひとつ1ユーロで、日本に寄付されます。
こんな遠いところで…思わずじぃんときてしまいました。
ドイツではあちこちでいろんな形でチャリティーが行われています。
私も自分なりにできることをやっていきたいと思っています。細く長く。

フュッセンの観光案内所では、今回の震災をうけて日本へのメッセージが貼りだされていました。
なんと日本語で、です。
以下全文を記載します。

◆◆◆◆◆◆◆

親愛なる日本の皆さま、

今回の東日本大震災は、私たちにとってもこの上ない衝撃であります。
犠牲となられた方々、またその方たちのご家族、ご親戚、ご友人の皆様に、心より哀惜の意を表します。

私たちは、現地での救済活動、また復興活動の流れを追っており、日本の皆さまが、力強くこの災難を乗り越えられますことを信じております。
また、被災地で活動をされておられる方々、原子力発電所内で大変困難な作業をされておられる技術者、自衛隊、消防関係の方々には、感嘆の思いであります。
日本の皆さまと共に、私たちも、出来る限り早急に状態が収拾しますことを、心よりお祈り申し上げます。

私たちフュッセン市は、日本の皆さまが、力と勇気、そして確信を持たれ、前進されることを祈っております。
私たちの心は、皆さまと共にあります。

◆◆◆◆◆◆◆
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by pudding-world | 2011-06-01 19:41 | ドイツ
何十年ぶりという大雪が続いているヨーロッパ。
外は一面、真っ白な世界です。
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雪のない場所で育った私は、ちょっとそこまで歩くだけでも滑ったり転んだりと一苦労なのですが、こちらの人々は雪が大好き。大人も子どもも嬉々として散歩に繰り出します。
クリスマス前の華やかな街にハラハラ舞う雪はとても趣があって、クリスマスマーケットもいつにも増して賑やかです。


先日、ドイツ・アイフェル山地北部にある小さな町、モンシャウのクリスマス市に行ってきました。
モンシャウは山あいに開けた集落のような小規模の町で、日本のガイドブックにはほとんど載っていないのですが、古い街並みはおとぎの国のように可愛らしく、近隣では人気の観光地です。
私も何度か訪れたことがあったのですが、冬は初めてのことでした。
真っ白な山々を抜けてやっとのことでたどり着くと、小さな町は人であふれんばかり!
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第二次世界大戦の戦禍を免れたモンシャウには、昔のままの木骨組みの家々が連なる古い街並みが残っています。
国境地域でもあり、すぐそこは歴史にも残るほどの激戦地だったといいますから、奇跡的なことですね。
ドイツ語、フランス語、オランダ語、英語・・と様々な言語が飛び交う現在の平和な町を見ていると、ほんの数十年前の悲劇がうそのよう。
辛い過去を教訓に、相互に歩み寄り、平和への努力を続けている欧州の進歩にはあらためて驚愕させられます。
わが国への期待もこめて、アジアにもがんばってほしいと願わずにはいられません。

さて、クリスマス市を探検してみましょう。
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             まずはグリューワインであったまって・・

ソーセージにシャンピニオン、ライベクーヘンにレープクーヘン・・・とクリスマス市ではどの町でもたいがい定番の屋台が出ているものですが、モンシャウでは他では見かけないちょっと珍しい屋台もありました。
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                農家直送、山羊チーズのお店。


フランスからの屋台が集まる一画では、アルザスのコンフィチュール、オーベルニュのソシソン、プロヴァンスワインで作ったグリューワインなどなど、魅力的なラインナップ。
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           フルーツが豊かなアルザス地方の手作りコンフィチュール。

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           フィグ、きのこ、ロックフォール入りのソシソンを購入。どれも美味!


モンシャウの町には、職人の技が光るおいしいお店が点在しています。

モンシャウの名産といえば、マスタード。
「Senfmühle」では、昔ながらの伝統的な製法で様々な種類のマスタードが作られています。
わがやで白ソーセージを食べる時は、ここのはちみつ入りマスタードが欠かせません。
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      工場に併設されたショップでは20種類ものマスタードを試食できます。


店の外まで良い香りが漂っている自家焙煎のコーヒー屋さん「Wilhelm Maassen」。
1862年にコーヒー焙煎を始めた曾曾お祖父さんのフィロソフィーをしっかり受け継いでいるすてきなお店です。
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          豆の選別も手作業という、今の時代では貴重すぎるご主人に感動。


コンディトライには、この地方の名物お菓子「レープクーヘン」が並びます。
スパイス入りの硬いビスケットのようなレープクーヘンは、クリスマス菓子の定番。
ヘクセンハウス(お菓子の家)もこのレープクーヘンで作られます。
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               クリスマスらしい華やかなディスプレイ。


私がモンシャウに行ったら必ずすることのひとつが、高台に登って町の全景を眺めること。
雪に足を取られながらもがんばって登って良かった~と思うような景色がそこに!
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クリスマスマーケットのほのかな灯りがぽわんと浮かびあがります。
あたりはすっかり暗くなってますます寒く、じっさい手も足も感覚が無いくらいに冷たくなっているのに、その光景はなぜか暖かさを感じさせるものでした。
ヨーロッパでは、目が覚めるような派手なイルミネーションも、街じゅうに明るいクリスマスソングが流れることも無く、静かに、厳かにクリスマスを迎えます。
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みなさんも楽しいクリスマスを!
そして良いお年をお迎えください。

HAPPY CHRISTMAS (War is over)
and
HAPPY NEW YEAR !!


■Historische Senfmühle
Laufenstr. 116-124 52156 Monschau  Tel: 02472/2245

■Caffee-Rösterei Wilhelm Maassen
Stadtstr. 24 52156 Monschau Tel: 02472/8035880
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by pudding-world | 2010-12-24 02:15 | ドイツ
前回お伝えしたザンクト・パウリからもう少し西へ向かうと、アルトナ地区に入ります。
かつてはハンブルク近郊の漁村だったというアルトナは、今では駅前にのびるショッピングストリートを中心にたくさんのお店が集まり賑やかです。
大型チェーン店があるかと思うとギャラリーやインテリアショップなど高感度な店があったり、また少し歩くと地元の人が集まる小さなカフェや商店があって、人々の生活が垣間見られる下町っぽい雰囲気でいっぱい。
港に近くいろんな人種が混在していることもあり、街全体が独特の活気に満ちています。


水曜の午後にはSpitzen広場でビオのマルクトが開かれます。
小規模ながら、野菜、果物、肉、魚の生鮮食品に、手作りのコンフィチュールまで魅力的なお店が集合。
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      スープ屋台「Suppedito」のレンズ豆のスープ。毎週通うファン多数。


アルトナには、こだわり食材のお店も点在しています。
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ティム・メルツァーも常連のイタリア食材屋「PAOLA」。ドアに貼られたザンクトパウリっぽいアートにも注目。

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       チーズやワイン、チョコレートなどファインコスト(珍味・高級食材)の店。

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飴の実演販売が人気の「Bonscheladen」。WM時にはサッカーボールの金太郎飴も登場。


商店街のはずれに、長い長~い行列を発見。
日本以外でこんな行列を見ることは珍しいのでびっくりしながらのぞいてみると、小さなアイス屋さんでした。
子どもからお年寄りまでたくさんの人であふれ、みんなアイス食べつつおいしい笑顔。
「アイスリーベ(直訳すると"アイス愛")」というこのお店、ハンブルク一おいしいアイスと評判の店だったのです。
オーナーはフランツ・ハンザートさん。
約60種類のレシピの中から毎日12種類、その日の天気で作る量を決め、その日に売り切るのだそうです。
素っ気無いくらいシンプルな店には、アイス愛がいっぱいにあふれていました。
お味のほうは・・こりゃ並んででも食べたくなるわ!と唸るおいしさ。
ハンブルク一どころか、私の中では今まででナンバーワンかも!
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ヒムベーレ(木苺)&キャラメルと、パンプルムース(グレープフルーツ)&チョコチップ。特にパンプルムースは忘れられないおいしさ!

ドイツにはイタリアからの移民が多く、アイス屋さんがいたるところにあります。
大人も子どももアイスが大好きで、夏ともなれば街中にアイス片手の人々があふれます。
ドイツで食べるアイスはおいしいうえにとっても安い(1ユーロ以下。イタリアやフランスではありえません。)のがすてき。
ドイツにきたらぜひ、アイスを堪能してくださいね☆


さて。
このブログでは私の個人的な好みから庶民的な店が多く登場してしまうのですが、
ハンブルクは、美食でも名高い街。
特にアルトナの西のエルベ川沿いには、港の景色と美食を堪能できるレストランが並び、有名シェフの店もこの辺りに集中しています。
せっかくハンブルクに来たのだから一度くらいはちょっといい店にも行ってみたいなあ、と思っている人におすすめの一軒をご紹介しましょう。

「Le Canal nouveau」
数年前にシェフがAli Güngörmüs氏に代わってからすばらしく再生、あっという間にミシュランの星を獲得しました。
シェフのルーツを隠し味にくわえた、ちょっぴりオリエンタルな風味も感じられるクリエイティブな料理が魅力です。
かしこまりすぎずオープンな雰囲気で、景色も味も最高!
ランチなら30ユーロほどでいただけます。
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        エルベ川が目の前に広がるとっても気持ちいいテラス席。

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左はシェフならではの1品。ふだんは軽食で食べるファラフェル(ヒヨコ豆ペースト揚げ)が、立派な一皿に。

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ヴァローナのフォンダンショコラ。熱々とろ~っのチョコレートにマンゴーソースが絡んで美味!

気持ちいい場所でいただくおいしいお料理。。。
ほんとうに贅沢なひとときを過ごしました。

ところ変わって、またまたザンクト・パウリ。
やはり私はこちらの方が落ち着くようで(笑
先日、ここでとてもおもしろい体験をしました。
たまたま読んだ記事に興味をひかれて訪ねたあるお店。
日本人の榎本さん(通称エノさん)が切り盛りする寿司バーです。
ビートルズがブレイクしたことでも有名な、世界に名だたる歓楽街レーパーバーンのすぐ近くの路地に、エノさんのお店「カンパイKANPAI」はひっそりとありました。
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      左が「KANPAI」。カウンターだけの小さなお店。隣のスペイン・バーもいい感じ。

40年以上も前にシベリア鉄道で10日もかけて渡独したというエノさんの人生話はとっても濃くて・・食事もそこそこに話しを聞くのに夢中になってしまいました。
一時はハンブルクの街なかで大きな和食レストランを経営していたのが、流れ流れてこんな新宿ゴールデン街みたいな場末に来てしまった、とおっしゃるエノさんですが、私はこのディープな雰囲気がめちゃくちゃ気に入りました。
良心的な価格と場所柄、お客さんもいろいろでじつに濃い!
近所で働く人から地元の若者まで、常連さんたちに愛されているのが伝わってきます。
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       エノさん。店で見続けた人間模様をまとめた本を執筆。出版社募集中です!

話が弾みすぎてなかなか帰れず、恐縮するくらいサービスしてもらったうえ、「モヒート飲みに行こう!」と隣のバーへ連れていかれた私たち。
ディープなザンクト・パウリを肌で感じることができた、おもしろ濃ゆ~い一夜でした。


■Eisliebe
Bei der Reitbahn 2 Hamburg Tel:39 80 84 82

■Le Canal nouveau
Elbchaussee 139 Hamburg Tel:88 12 95 32

■KANPAI Sushi-Bar
Hamburger Berg 25 Hamburg Tel:32 31 84 84
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by pudding-world | 2010-07-30 21:10 | ドイツ
ワールドカップもついに終了。
ドイツ代表は3位となりましたが、その結果以上に素晴らしいプレーをたくさん見せてくれました。
今回は、ドイツのサッカーのお話を交えてレポートしたいと思います。

ワールドカップはドイツ語でWeltmeisterschaft、略してWM(ヴェーエム)といいます。
ドイツ人のサッカーにかける情熱といったらハンパじゃなく、WMの時期は国中がサッカー一色といってもいいくらい。
先日歯医者に行ったらスタッフ全員の制服がドイツ代表Tシャツになっててびっくり。そして先生のマスクにはなんと国旗マークが書かれていました(笑
ドイツ戦の日なんてもう、街中がお祭り騒ぎ。みんな一丸となって応援し、喜びや悲しみを爆発させています。
こんなに皆から愛されて応援されて、選手たちは幸せだなあと思います。

日本ではほとんどサッカーに興味のなかった私も、こちらへきてサッカー観戦が俄然楽しくなりました。
今年の代表チームはほんとうにすばらしかった!主将バラックが抜けてどうなることかと心配されていましたが、今までに見たことないようなチームワークの良さは、新主将になったフィリップ・ラームの影響が大きいというのが大方の意見です。
ラームはドイツチームの良心のような人で、サッカー選手には珍しいほどの社会派。様々な社会的活動に参加したり、自身の資金で財団を設立し、アフリカの子どもたちのためのサッカープロジェクトに取り組んだりしています。

そんな彼の影響もあったのでしょうか。南アフリカをバス移動中に見た貧しい村や人々にショックを受けた選手たちは、何かできることはないかと話し合い、WMのあいだ、試合ごとに子どもたちを招待することにしたのだそうです。
スタジアムでサッカー観戦なんて夢にも見られなかった子どもたちは、どんなに喜んだことでしょうか。
この出来事が、困難な環境におかれた子どもたちに与えた希望ははかりしれません。
サッカーが強いだけでなく、こんなところもドイツ国民が誇りに思えるチームたる所以なのでしょう。
私も今回のWMでますますドイツチームが好きになりました。

WMがないときもドイツの人々はブンデスリーガ(国内リーグ)で盛り上がっています。
今年優勝したバイエルンや、以前高原選手が所属していたハンブルクSVあたりは日本でもよく知られていると思いますが、そのハンブルクに、もうひとつサッカーチームがあることをご存知でしょうか。
今回2次リーグから1次リーグに昇格したFCザンクトパウリ(FC St.Pauli)。サッカー界のなかでは異色といわれるチームです。
なぜ異色かといえば・・・
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シンボルはドクロマーク。昨今何かと人気のパイレーツですが、ザンクトパウリは100年前からこのマーク。
ユニフォームやグッズもサッカーチームとは思えないほどクールです。
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本拠地は歓楽街で有名なレーパーバーンに近い老朽化したスタジアム(※現在工事中)。
ハンブルクでは一般的に、ホワイトカラーの人々はハンブルガーSVのファン、ブルーカラーにはザンクトパウリのファンが多いといわれていますが、街の様子をみるとザンクトパウリの方がより地域に根付き、より深く愛されているように感じます。
ブンデスリーガというと大概地元チームを応援するものですが、ザンクトパウリは地元のファンに熱烈に愛されているのはもちろん、そのパンク精神あふれるスタイルがハンブルク以外でも支持されているという、ちょっと特別な存在なんです。
じつは私も隠れファン。別に隠れなくともいいのですが(笑)
サッカー云々よりも、このあたりの地域もひっくるめてその存在が好きです。

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              ザンクトパウリにチベットの旗。このエリアらしい光景です。

ザンクトパウリから隣のSchanze(シャンツェ)地区にかけては、大資本系チェーン店は無いかわりに、小さなカフェやレストラン、若いデザイナーのアトリエ兼ショップなど個性的なお店がたくさん集まって、サブカルチャーの発信地になっています。
東京でいえば下北沢をもっとのんびりさせたような、ベルリンでいうならプレンツラウアーベルククロイツベルクのような、リベラルな雰囲気がいっぱいのエリアです。
このごっちゃり感と自由でゆる~い空気が私にはとっても居心地良くて、ハンブルクへ行ったらほぼこの辺りで過ごしているといってもいいくらい。

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朝から晩まで賑わっているシュルターブラット通りには、ハンブルクに多いポルトガル・カフェ、新鮮な魚をその場で料理してくれる安食堂、イタリアンやタパスの店などがずら~っと並びます。
私が毎日のように通う(時には日に何度も)のが、ポルトガル・カフェの「Transmontana」というお店。
ポルトガルのオリヴェイラさん一家が営む庶民的なカフェは、朝の賑わいといい、午後の気だるい感じといい、まるごと本物のポルトガルのよう。
ハムやチーズなど好きなだけ具を選べるホットサンドや、手作りのポルトガル菓子がとっても美味しいんです。
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絶品のナタ(エッグタルト)。飲み物はガラオ(ミルクコーヒー)とドイツで人気急上昇のラバーバーショーレ(リュバーブの炭酸飲料)。


シャンツェでケーキを食べるならここ、「Herr Max 」。
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      ミルク屋さんだった建物の古いタイルをそのまま使用。とてもチャーミングな空間。

ドイツ風の伝統的なケーキばかりでなく、小さなタルトやフィナンシェといったフランス風のものやクッキーなどの焼き菓子、チョコレートまで、奥の工房で作られた新鮮なスイーツが並びます。
材料はできるだけビオ、コーヒーはフェアトレードのものを使用。
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             ドイツで定番のリュバーブとメレンゲのケーキ。


安いインビス(軽食店)から各国のレストランまで食事処も充実のシャンツェですが、最近新たなランドマークとなっている超人気店が、ドイツで有名な料理人、ティム・メルツァー氏のレストラン&ビストロ「Bullerei/Deli」です。
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数年前、テレビのクッキングショーに登場したティムは、ドイツに一大クッキングブームを巻き起こしました。
本人も料理もカジュアル&自由なスタイルで、ドイツのジェイミー・オリバーともいわれていますが、私のなかでは日本のケンタロウさんに近いイメージです。

店内はレストランBullereiと、カジュアルなDeliに別れています。
長~い木のテーブルが並ぶレストランもいい雰囲気ですが、オープンキッチンで喧騒が心地いいDeliがとても気に入りました。
相席になった人と自然に話が弾むような、オープンな空間です。
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                Deliの店内。ティム氏も登場。

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名物の薄いピザと、野菜がごろごろ入ったハンバーガー。同行者は、今まで食べたハンバーガーの中で一番美味しい!と絶賛してました。

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上の写真におにぎりが写っているの、わかりますか?日本ではあたりまえのフィルム包装のおにぎりですが、まさかこんなところでお目にかかれるとは!思わず興奮です。
具はトマト&ルッコラ、チキン&コリアンダーなど。さすがはティム。
左上にあるドリンクは、「Chari Tea チャリ・ティー」というビオでフェアトレードのアイスティー。


「チャリ・ティー」もそうですが、「アストラ・ビール」や「フリッツ・コーラ」、「ラバーバーショーレ」など、ハンブルクには個性的な"地ドリンク"が多く、特にシャンツェ地区ではこういったドリンクを置く店を多く見かけます。
いまやコカコーラにも勝る勢いの国民的人気飲料となった「ビオナーデ」は、もともとドイツ南部で誕生しましたが、ハンブルクで人気に火がつき、じわじわと広がっていきました。

地産のものや小さなメーカー、人や環境に優しいもの、誰かの真似ではなくオリジナルなものを大切にするオルタナティブな土壌が、シャンツェの街にはあるようです。


■Transmontana
Schulterblatt 86 Tel:43 18 40 06

■Herr Max
Schulterblatt 12 Tel:69 21 99 51

■Bullerei/Deli
Langerstr 34b Tel:33 44 21 10


♪♪本日の音♪♪
THE BLUE HEARTS
ザンクトパウリにいるとなぜか思い出すブルーハーツ。
大人になってから改めて歌詞のすごさに心を揺さぶられました。
むくむくと元気がでてきます。
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by pudding-world | 2010-07-13 02:00 | ドイツ
★★ 新年、あけましておめでとうございます。
21世紀になって10年目に突入ですね。
暗いものに惑わされず、希望を忘れずに、毎日を明るくすごせますように ★★



数十年ぶりという大量の雪が降り、寒さもどんどん厳しくなってきたドイツ。
久しぶりにドイツで迎えたお正月はあまりにも寒かった・・
そこで、思い立って温泉へ行ってきました!
行く先は、バーデン・バーデン。
ドイツ語でバーデンBadenとは、入浴や温泉を意味します。
それがそのまま街の名前になっているバーデン・バーデンは、言わば温泉のなかの温泉。
”ヨーロッパ屈指の高級保養地”という、いかにも高級そうなイメージがあってこれまでなかなか足が向かなかったのですが、行ってみると想像の何倍も良くて、なぜ今まで行かなかったんだ!?と後悔しました。
広々とした温泉プールや森の中のサウナがある「カラカラ浴場」と、ルネサンス様式の宮殿のような美しいお風呂を巡る「フリードリヒ浴場」。
どちらもうんと楽しくて気持ちよくて、身も心も癒されました。
温泉大好きなもので、ドイツでも温泉を求めてあちこち行きましたが、ここがダントツで一番良かったです。
たしかに、高級ホテルやブランドショップ、高級オーラをぷんぷん匂わせている人も多くて街全体が優雅な雰囲気ではあるのですが、そういう点にあまり興味がない私にとっても、バーデン・バーデンは魅力的な街でした。
そのうえ、「シュヴァルツヴァルト(黒い森)」という最高のロケーション。
少し行くとこんな清々しい風景が広がっています。
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          ”黒い森”が真っ白な森になっていました。
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       森の中を運転中に偶然通りがかった、おとぎ話に出てくるようなかわいい村。

寒いのは大の苦手なので冬に対しては消極的だったのですが、今回初めて、冬ならではの美しさや楽しみに出会ったような気がしてハッとしました。
何事も前向きにいかなきゃいかんなあと反省。


バーデン・バーデンから車で20分。
標高800mの山中に、突如あらわれるシュロス(城)ホテル「Bühlerhöhe」
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世界中のVIPも憧れる高級ホテルだそうで、ゆったりと贅沢な雰囲気が漂っていますが、ちっとも堅苦しくなく、お茶だけの私たちにもフレンドリーなサービスでした。


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        ロビーの窓際の小さなテーブル席は絶景が望める特等席。


こんなに豪華なホテルなのに、ケーキはどかん!と素朴なドイツ風なところが微笑ましい。
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(手前)濃厚なチョコレートケーキには黒い森地方特産のお酒、キルシュがたっぷり。(奥)ナッツ入りの生地にさくらんぼ、クリームにチョコレートと、どこかシュヴァルツヴァルダーキルシュトルテ(黒い森のさくらんぼケーキ)を思わせるチロル風アーモンドトルテ。


バーデン・バーデンの街にはクリスマスのきらきらがまだたくさん残っていました。
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お菓子屋さんのショーウィンドウもクリスマス続行中。コンディトライ兼ホテルの「Cafe Beeg」。


街中は夜になると人影もまばらで、ちょっと怖いくらいに静まりかえっています。
温泉客は多いはずなのに、いったいみんなどこにいるのだろう?と不思議に思っていたら・・
ここに集っていました。カジノ!
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          外の静寂とは裏腹に、中はすごいことになってます。

このドイツ最大にして最古のカジノは、往年の大女優マレーネ・ディートリッヒが「世界一美しいカジノ」とお気に入りだったそうです。
せっかくだから、と私たちも潜入してみたのですが・・
一歩足を踏み入れるとそこは豪華絢爛な別世界。
映画なんかで見ていたギラギラした世界(←アメリカ的?)とは違ってもっとしっとりと落ち着いた雰囲気だったものの、何ともいえない独特の熱気に圧倒されてクラクラしてしまいました。
こんなに濃い人間観察の場は他にはないだろうと思います。
各国のミリオネア、ギラギラの成金ふう、いかにもマフィアふう、アジアからの出稼ぎ者・・と、ありとあらゆる人種の人たちがルーレットに興じる様は異様な迫力があります。
数百、数千ユーロという大金を賭けているというのに、それが消えても増えても、ここでは誰も喜んだり残念がったりしないことに衝撃を受けました。みんな無表情のまま、ただひたすら賭け続けるんですよ。
お金って何なんだろうなあ・・
2ユーロ賭けて一喜一憂できる私たちってとても幸せなのかもしれない、としみじみ思ったことでした。
いやはや、刺激的な社会見学でした。


バーデン・バーデンの西、ライン川の向こうはもうフランス。
次回は国境を越えて、フランスのストラスブールから新年のお菓子をレポートします。


■Bühlerhöhe Schloss Hotel
schwarzwaldhochstr.1 Bühl/Baden-Baden Tel:7226 550
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by pudding-world | 2010-01-08 01:34 | ドイツ
前回のライプツィヒに引き続き、今回も旧東ドイツの街からお伝えしたいと思います。

ライプツィヒから列車に乗って、さらに東へ向かうこと一時間あまり、
着いたのはドレスデンの街。
この街でまず目に飛び込んでくるのが、壮麗なバロック建築の数々。
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奥に見えるのはドレスデン城。右は大聖堂です。地下にはアウグスト強王の心臓が納められているそう・・

この豪華絢爛な街並みの基礎を築いたのは、ドレスデンがザクセン王国の首都だった当時、ザクセンーポーランド王だったアウグスト1世。
その偉業っぷりから、アウグスト強王とも大王とも呼ばれています。
こんな贅沢な建物をじゃんじゃん作ってしまうなんて、強王の権力はものすごく強大だったのでしょうね。
その美しい街も第二次世界大戦で破壊されてしまったので、現在の建物の多くは原形に忠実に復元されたものです。

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奇跡的に戦火を免れたヨハンノイム(交通博物館)の壁画「君主の行列」。歴代ザクセン王たちが、25000枚ものマイセン磁器タイルで描かれています。

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第二次世界大戦で崩壊した後、その瓦礫の山が「戦争の傷跡」として長い間放置されたままだったフラウエン教会。
東西統一後に再建運動が盛んになり、1994年に工事開始。オリジナルに忠実に、できるだけ元の資材を使用し、ひとつひとつのパーツが元の場所へ埋め込まれました。黒と白のつぎはぎのように見えるのはそのためです。
「世界最大のパズル」ともいわれた気の遠くなるような作業を経て、2005年にようやく完成。
てっぺんには、イギリスから和解の印として贈られた新しい十字架が。この十字架は、ドレスデンを空爆した英軍兵の息子さんが制作したそうです。
「平和と和解の象徴」となった現在のフラウエン教会を前に、いろんな思いで胸がいっぱいになりました。


ドレスデンのみどころは、バロック建築群を中心に主にアルトシュタット(旧市街)に固まっていて、ガイドブックで紹介されるのもほとんどがこの辺りなのですが、
エルベ川の対岸、ノイシュタット(新市街)にもぜひとも行ってみたいおもしろスポットがあります。
とくにスイーツ好きさんにおすすめしたいのが、「プフンツ・モルケライ」というミルク屋さん。
このお店、なんとギネスブックで、”世界一美しい乳製品店”として認定されているのです。

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息を呑むような美しさ!壁はヴィレロイ&ボッホ社製のオリジナル手描きタイルで埋め尽くされています。実際にこの場所に立った時は、あまりの美しさにくらくらしてしまいました。これはたしかに、世界一に違いないでしょうね。

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牛乳やチーズなどの乳製品はもちろん、お菓子、アルコール、石鹸・・etc.ミルクを使ったあらゆる物を売っています。

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店のタイルがデザインされたポストカードや、キュートなマグネットも。

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2階のカフェでは、チーズケーキをいただきました。コクがありつつもさっぱり軽くておいしかったです。

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バッグもこんなに美しい!ドイツでは、あらゆるお店でオリジナルの布バッグを売っています。もともと買い物用に作られたものなのでお値段も手頃だし、旅の思い出にもなるので、可愛いデザインを見かけるとついつい買ってしまって・・まるで布バッグ収集家のようになってます。布バッグ・コレクション、いつか公開しますね。


ミルク屋さんのある新市街のなかでも、オイセレ・ノイシュタットと呼ばれる界隈はアート&カルチャー色が強く、個性的なお店が点在していて、お散歩が楽しいエリア。

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アーティストたちが運営する「クンストホーフ・パッサージュ」には、個性的で手作り感いっぱいなショップやカフェが集合。多国籍でオープンな雰囲気が心地よいです。


東西統一後、復興や再開発が進んでいるドレスデン。
街はどんどん活気づき、明るい雰囲気が漂っています。
ですが、新しい建物ができる一方で、打ち捨てられたようなぼろぼろの建物もたくさんあって、なんだか複雑な気分になってしまいました。
西との経済格差など問題はまだまだ山のようにありますが、新旧が共存する街ドレスデンの移り変わっていく様子を、見守っていきたいと思います。
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■Dresdner Molkerei Gebrüder Pfund ドレスドナー・モルケライ ゲブリューダー・プフント
Bautzner str.79 01099 Dresden Tel:0351-808080


◆◆本日の映画◆◆
DRESDEN(邦題:ドレスデン 運命の日)2006年ドイツ映画
戦後60年、加害者として罪の意識と向き合ってきたドイツで、初めて映画化された史実。
戦争がいかに無意味でむごいものか。空爆で一瞬にして廃墟となった街の悲劇を、ドイツ人、英国人、ユダヤ人・・多面的な視点から描かれています。
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by pudding-world | 2009-12-09 21:19 | ドイツ