スイートネットワーク海外支部"プリン"が世界中のいろんな場所で出会った甘い(時にはビターな)お話をお届けします。


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リュベロン地方でもっとも観光客が多い村といえば、ゴルド。
ゴルドの魅力はなんといっても幻想的な景観です。
その姿は、まさに天空の城!
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         宮崎駿先生の「天空の城 ラピュタ」のモデルともいわれています。

地方自然公園に指定されているリュベロンにはほとんど開発の手が入らないため、昔と変わらない素朴でのどかな雰囲気を残していますが、それでもここゴルドだけはちょっぴり観光化されているのは否めません。
他の村に比べるとホテルの数も格段に多く、村の中心にはレストランや土産物屋などが並んで大賑わい。
夏のシーズン中ともなるととても田舎の村とは思えないほどの混雑ぶりです。
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             女の子が好きそうな可愛い雑貨屋さん。

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                瓶詰めなどの食材中心の土産物屋さん。

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       ローズマリーやタイムなど、プロヴァンスらしいはちみつがいっぱい。

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              プロヴァンスのシンボル、せみの飾り物。

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映画「プロヴァンスの贈り物」の舞台になった広場(この映画、恋愛中心なのでプロヴァンスファンにはちょっと物足りないかも?)。

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           「私の父はパティシエでした」という名前のカフェ。

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リュベロンに点在するボリーBoriesと呼ばれる石造りの建物がゴルド周辺にはいっぱい。


ゴルドから北西2kmほどの人里離れた谷間にひっそりとあるセナンク修道院も、観光客のほとんどが訪れる場所でしょう。
一面に広がるラベンダー畑と修道院の写真はプロヴァンスで最も有名な風景の一つです。
俗世から隔離された場所で禁欲的な生活をおくるシトー会の修道院・・・ほかの教会のようにきらびやかではない簡素なたたずまいを前にすると、なんともいえない静けさが心に広がっていくようです。
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            ラベンダーの季節(6~7月)はさぞかし美しいことでしょう。


*今回のレポートはスイーツが登場せずに終わってしまったので、前回のボニューのはちみつ屋さんで掲載できなかったスイーツをご紹介しますね。
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はちみつを使ったフランス菓子の定番、ヌガー(右)とエクス・アン・プロヴァンスで特産のお菓子、カリソン(左)。

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    はちみつたっぷりのパン・デピス(左)と、まろやかな甘さが後を引くキャンディ(右)。



◆◆ 本日の1冊 ◆◆
『 南仏プロヴァンスの昼下がり 』ピーター・メイル著 河出書房新社刊
南仏エッセイ3部作の完結編。原題は「アンコール・プロヴァンス」。数年のアメリカ生活を経て帰ったメイル氏を変わらない姿で迎えてくれたプロヴァンスへの、感謝と愛情溢れるますます観察眼の冴えた1冊。物事を否定することが好きな偏見に満ちたメディアへの、ユーモアたっぷりの反論は痛快!メイル氏のように、何事も肯定的に見て違いをみとめたうえで楽しく共存していきたいものです。
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by pudding-world | 2010-09-22 04:11 | フランス
メネルブ村から東へ10kmほどいくと、丘の上にへばりついた鷲の巣村のボニューBonnieuxが見えてきます。
メネルブと同じく小さな村なのですが、ボニューには、こんなところに?!とちょっとびっくりするような洗練されたお店やレストランがあって、
リュベロンのなかでも特に有名人の別荘地として人気だというのもうなずけます。
でも、私にとってのボニューの魅力はなんといっても極上の景色。
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            高台から見下ろすリュベロン谷。雨上がりの虹が!

金曜日には広場でマルシェが開かれます。
新鮮な食材にスパイス、はちみつにラベンダーなど、ちっちゃな市ながら魅力的なものがいっぱい。
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なんとこの村には「パン博物館」まであるのです。
外から見ると博物館とはちょっと分からないほどひっそりとした佇まいなのですが、
18世紀~の製パンの機械や道具類、家庭用品など、お菓子好きにとっては興味深いものがぎっしりと展示されています。
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そのせいか、まちのパン屋さんも品揃えが豊富。
パティスリーはもちろんのこと、マルセイユ名物のナヴェット(とても硬いビスケット)も数種類作っています。
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        エクレアもタルトもこのとおり、プロヴァンスらしい大らかなサイズ。

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                アンティーク屋さんで店番をする黒猫。
猫たちとの出会いも楽しみのひとつ。
リュベロンの村々ではあちこちでたくさんの猫を見かけるのですが、しみじみと景色を眺めている子や陽だまりの中でだら~んと昼寝している子、みんなのんびり自由な様子はまさにプロヴァンスっ子といった感じです。

ボニューで評判のレストラン「Le Fournil」。
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素材の組み合わせや盛り付けにセンスが感じられるおいしいお料理がいただけます。
プロヴァンス産のワインが充実しているのも嬉しいポイント。

プロヴァンスのワインというと、手頃なテーブルワインが多くてボルドーやブルゴーニュに比べると格下のイメージ・・・だったのはもう過去の話。
最近はどんどん質の良いワインが増え、ビオのワイン造りも盛んです。
爽やかでフルーティなワインは太陽の香りがするプロヴァンス料理にぴったりで、その飾らなさがプロヴァンスっぽくて私は大好き。
夏、ぎらぎら太陽の下で飲むロゼワインはプロヴァンスならではのお楽しみです。
リュベロンにもおいしいワインがたくさんあるので訪れるたびにいろいろと試しているところですが、地元の人におしえてもらった、ボニューのはずれにあるビオのワイン農家のものは特に気に入っています。
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              ビオのワイン農家「Château Les Eydins」


わが家で欠かせないものがボニューにもうひとつ。
「Le Mas des Abeilles」のはちみつです。
ボニューの裏山をしばらく登ってリュベロンを見降ろせるくらいのところまで行くと、辺りに四角い蜂箱がぽつぽつと見えてきます。
売店では、ラベンダーやローズマリーなど10種類以上ものはちみつをはじめ、ヌガーやキャンディ(美味!)にビネガーやビールまで、ありとあらゆるはちみつ製品が並んでいます。
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お気に入りのレストランもボニューの近くにあります。
近くといってもボニューから険しい山道(夜はかなり怖い)を車でくねくね走りつつ「なんだか地球の果てに行くようだね・・」と思わず言い合うような、ほんとうに何も無い山の中なのですが。
「オーベルジュ・ドゥ・ラ・ルーブ」はリュベロン滞在中に必ず訪れる、家族みんなが大好きなお店です。
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ここでのお楽しみはなんといっても前菜盛り合わせ!タプナードにパプリカのマリネ、カレー風味のアーティチョーク、いかのトマト煮などなどプロヴァンスのお惣菜が10種類以上もぎっしりトレイにのって出てくると、毎回うわあ~っと歓声が漏れます。
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           初めて食べたさくらんぼのビネガー漬け、とっても美味!

みんな嬉々としてもりもり食べます。
もうこれだけでも十分満足。これからメインだなんてちょっと考えられないくらい・・
でもこれが不思議と入っちゃうんですね~
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              ローズマリー風味のうさぎのロティ。豪快。

むむ・・もうダメ、おなかいっぱい、というところへ、てんこもりのデザートが登場します。

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      洋梨のタルトとアイス、いちじくのミニタルトにフランボワーズにチョコレート。

お客さん同士で自然と話が弾むようなアットホームな雰囲気も心地よく。
モーリスおじさんが作る豪快でおいしいお料理に、本日も楽しくおいしく大・大満足。
みんなで幸せな気持ちになって家路につくのでした。


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                    ボニューから見る夕焼け。



■Le Fournil
5,place Carnot 84480 Bonnieux Tel:04 90 75 83 62

■Le Mas des Abeilles
Col le Pointu 84480 Bonnieux Tel:04 90 74 29 55

■Auberge de la Loube
84480 Buoux (住所なし) Tel:04 90 74 19 58


◆◆ 本日の1冊 ◆◆
「南仏プロヴァンスの木陰から」ピーター・メイル著 河出書房新社刊
ピーター・メイルの南仏シリーズ第2弾。原題は「Toujours Provence (いつもプロヴァンス)」。トリュフをめぐる冒険、アヴィニョンの市場、パスティス・・・食いしん坊の想像力をかきたてるお話がいっぱい。なにより、個性的すぎる村人たちのお話が楽しい!
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by pudding-world | 2010-09-15 00:52 | フランス