スイートネットワーク海外支部"プリン"が世界中のいろんな場所で出会った甘い(時にはビターな)お話をお届けします。


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ヴォークリューズの泉から流れるソルグ川の支流に囲まれた町、リル・シュル・ラ・ソルグは、アンティークの町として知られています。
人口2万という小さな町に、古物商が200以上もあるというのだからすごいですよね。
日曜日には運河沿いにアンティーク市が開かれ、たくさんの人で賑わいます。

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アンティーク以外にも、食料品や雑貨の市が立ち、町全体が大きなマルシェのよう。
色とりどりの新鮮な野菜にフルーツ、ソシソン(ソーセージ)にフロマージュ、それにスイーツ・・・食いしん坊なら興奮すること間違いなしの活気にあふれた市場です。

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       いろんな種類のソシソンが山盛りに。気軽に味見させてくれます。

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  量り売りのオリーブ。プロヴァンスプリントの布に包まれていっそうおいしそうに見えます。

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栗の葉に包まれているのはバノンという特産チーズ。乳製品があまり生産されないこの地方では、羊や山羊のチーズが主流。

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        バニラやミント入り苺のコンフィチュールなど興味深い種類がいっぱい。

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つやつやおいしそうなタルト。アプリコットにピスタチオの組み合わせはプロヴァンスの定番。

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カフェでひと休み。マルシェの日は街中のカフェが大忙しです。手前にあるのはお花の屋台。

マルシェめぐりの途中、すてきなお店を発見。
チーズ屋さんの店先で、ワインと共にいろんなチーズをいただけるのです。
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プロヴァンスのチーズを中心にちょっとずつ盛り合わせていただきました。至福の時間。

2006年にオープンして以来大人気のおいしいチョコレート屋さん「ラ・クール・オ・サヴール」も見逃せません。
ボンボンショコラにフルーツやナッツ入りのタブレット、マカロンにギモーヴ・・と小さな店内には美味しそうなスイーツがぎっしり!
アトリエが併設されているので運がよければ見学できるかも☆
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            チョコレートのオブジェなどアートなディスプレイも必見。


町をぐるっと取り囲む運河では、カヌーの試合が行われていました。
かなり白熱していて観客たちも大盛り上がり。
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この運河の水が生まれる源が、リル・シュル・ラ・ソルグの東にあるフォンテーヌ・ド・ヴォークリューズです。
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ここは乾燥したプロヴァンス地方にあるとは思えないほど、緑と水があふれる風光明媚な場所。
バスクリンみたいな不思議な緑色をした川沿いを歩いて奥へと入っていくと、洞窟のような場所にたどり着きます。ここが「ヴォークリューズの泉」。
春秋のシーズンには毎秒90㎥もの水が湧き出るのだそうですが、この水がいったいどこから来るのか調査でもいまだ明らかにされていないそう。
人間の常識では考えられない不思議なことが、自然界にはたくさんあるのですよね。
そのあまりに偉大な存在に、畏敬の念をいだかずにはいられません。
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自然の神秘に思いを馳せながら。。。しばしエネルギー補給。




■La Cour aux Saveurs
2,rue Louis lopez Tel:04 90 21 53 91


◆◆ 本日の1冊 ◆◆
『ホテル・パスティス』ピーター・メイル著 河出書房新社刊 
南仏12ヶ月シリーズでおなじみのメイル氏の長編小説。リル・シュル・ラ・ソルグの銀行強盗とリュベロンのホテル建設。まったく別のところで同時進行する二つの計画がやがて交差する・・過去に挫折しつつも夢を持って生きている登場人物たちがなんとも個性豊かで、ぐいぐい引き込まれていきます。映画化するのならこちらのお話の方がうんと魅力的だったのになあっと個人的には思っています。
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by pudding-world | 2010-10-14 17:33 | フランス