スイートネットワーク海外支部"プリン"が世界中のいろんな場所で出会った甘い(時にはビターな)お話をお届けします。


by pudding-world

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6月の最後の週末、ベルリンではいろんなイベントがてんこ盛りでした。
土曜日にはクリストファー・ストリート・デイ(略してCSD)のパレード、
日曜日には女子サッカー・ワールドカップの初戦がおこなわれました。
木曜日はカトリックの祭日(ベルリンやプロテスタント優勢の州では普通の日)だったので連休になる人も多く、街はたくさんの観光客で大賑わい。

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CSDのパレードは元々は同性愛者の人権保護を目的としてNYで始まりましたが、今では世界中に広まり、ゲイだけでなく子どもからお年寄りまでみんな一緒になって盛り上がる平和的なお祭りのよう。
政治家や警察官の山車を見たときは、なんて平等でリベラルなんだ!といたく感動しました。

ベルリンでは現市長のヴォーヴェライト氏からして同性愛者ということを公言しており、市民の支持率も高い人気者です。
「ベルリンは貧しいけれどセクシーな街だ」という市長の名言があるのですが、まさにその通り!ベルリンをうまく表しているなあと感心しました。
セクシーというのは性的な意味ではなく、魅力的・クールというような意味で使われ、市長の発言以来ドイツでは流行語になったほど。こんなかっこいい市長でベルリン市民は幸せだなあ。
産業も少なく失業率も高いベルリンはたしかに貧しい街(首都でありながら物価もドイツ1安いくらい!)だけど、文化やアート、音楽……どこにも真似できない自由でオルタナティブな魅力にあふれるセクシーな街です。

そんなベルリンを代表するエリアのひとつがプレンツラウアーベルク。
以前スイートネットワークでも紹介したカフェの密集地でありますが、その後も続々と個性的なカフェやショップが増殖中です。
おいしいパティスリーもいくつかできました。
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2008年にオープンした「Werkstatt der Süsse」はベルリンではまだ珍しいフレンチ風のパティスリー。
リッツ・カールトン出身のGuido Fuhrmann氏の作るスイーツは見た目も美しく独創的。どれもハッとするようなおいしさです。

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プレンツラウアーベルクのカフェ密集通り、カスターニエンアレーのショップにて。原発反対マークのポスター。
「ATOMKRAFT? NEIN DANKE (原発?ノーサンキュー)」と書かれたこのマーク、ドイツでは頻繁に目にします。
コルヴィッツ広場のBIOマルクトでもこの通り↓
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今や観光客の間でも有名なプレンツラウアーベルクですが、あまりの人気に家賃が高騰。元々住んでいたアーティストや学生たちがお隣のフリードリヒスハインやクロイツベルク地区に移動したせいでトレンドもそちらへ広がり、最近では以前はちょっと危ないエリアといわれていたノイケルン地区も注目されています。
先日、このノイケルンでとっても素敵なカフェに出会いました。
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レトロなインテリアのかわいらしいカフェ「ルディマリー」。
棚には手作りの雑貨、カウンターには子どもがお小遣いで買えるような小さなお菓子が並んでいます。
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奥には子ども部屋があっておもちゃも完備。
公園の前とあって、親子連れで賑わっていました。
ベルリンのカフェの多さ、個性の豊かさにはいつも感心させられますが、おしゃれなカフェでもモダンなカフェでも、造りものっぽくない自然さ、かっこつけてないところに魅力を感じます。


ここのところ文化強化月間かというくらいアートに触れる機会が多くありました。
ベルリンで特に印象的だったのは新博物館。
ネフェルティティの胸像があまりにも有名で、これを見るために訪れる人がたくさんいます。
古代エジプトを中心とした展示物もすごかったけれど、特に心に残ったのが戦争時の銃弾跡がそのまま残った柱や壁。
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それともうひとつ、ハンブルガーバーンホフ。
戦争で破壊された駅舎を再建した現代美術館です。
好きなアーティスト、リチャード・ロングの特別展があったので行ってきました。
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「サークル」がテーマの壮大な展示に圧倒されました。
偶然にも写真に写った女の子のバッグが日の丸!このバッグ、ベルリンでチャリティー販売されていたもので、街で何度も見かけました。

※リチャード・ロングの展示は7月31日までです。



■Werkstatt der Süsse
Husemannstr.25

■Rudimarie
Weichselstr.34
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by pudding-world | 2011-07-04 03:20 | ドイツ